H.Koma 自転車競技練習日記

自然王国・北海道で自転車競技に目覚めた私がトレーニングやロードレースなど自転車に関する事を発信していきます。

サロベツ100マイルロードレース S2(100km)3位

7月16日に行われたサロベツ100マイルロードレースのS2クラス(100km)に参加してきたのでレースレポートとしてまとめたいと思います。

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1.【前日】

前日は18時までに宿泊地である兜沼キャンプ場のバンガローに行けばよかったので、午前中にバイク洗車注油を行って荷物準備などをしました。バンガローでベッドもあるか分からなかったので普段使ってるマット・枕は持っていった。

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田舎から上京した学生が住みそうな部屋。

 

食事は長距離レースということでカーボを大量摂取出来るようにパスタ・うどん・そばの麺類を購入、ちゃんと茹でられる様にイワタニガスバーナーと鍋を持ち込んでおいた。食事はそば・ご飯2杯・サロベツジンギスカン・ホルモン、餃子と少し脂質も入れながらもとにかく炭水化物を摂っておいた。おかげで当日のパワーダウンは無かった。

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今回のバンガローは一人千円の格安バンガローということでさすがに見た目が昭和のいつやねんと突っ込みたくなる様な感じで、4畳分のスペースに大の大人3人が川の字になり寝るというなかなかレアな光景になった。やはり安いのもいいがちゃんとホテルを取らないとダメだ。寝心地も悪く浅い眠りしか出来ず朝起きた感じも最悪だった。

ちなみにシャワールームもあったが時間も過ぎていたため稚内のみなとの湯まで出向き、さっぱりしておいた。

 

2.【当日】

 5:00 起床。

寝起きは非常に悪かったが寝れていない訳ではないのでコンロでお湯を沸かしてパスタの準備。Hさんはパスタにお茶漬けの元をかけてましたね。笑 私はパスタ(ミートソース)・食パン2枚(メイプル乗せ)OS-1 1本 アクエリアス600ml モンスターエナジー1本をぶち込みました。マグオンも買っておかなかったのが後悔。片づけを行って6:00に兜沼を出発。

 

  6:50セコマに寄ってから会場入り。受付前が車両入り口になっていて人だかりの中を車で行くのは気が引けた。受付を終わらせてバイクやらゼッケンやらを張り付けた(また両面テープを忘れた)事前に欲しいなーなんて。

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3.機材など

Bike CUBE ATTAIN GTC PRO 2019 (エントリーカーボンロード)

Wheel EVO 38mmハイト 

Compo Shimano R7000

Crank 53-39 11-30

Tire Continental GP5000 CL 25C(ほぼ新品)F5.0bar R5.0bar 

Handle Shimano Vibe Aerolight380

Pedal Speedplay 

Jersey Sunvolt MAGURO Jersey(長袖エアロだし寒くない)

Helmet Kabuto Aero R1 

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4.レース展開

・天気:曇りのち雨

・風 東から西へ 約4m(平坦が向かい風になっていた)

・20km×5周回 100km 獲得標高 1200m 程

(雨の影響でサイコン上では低く出た)

・出走人数およそ30名

 

作戦:登れてスプリント力もあるT君を勝たせる為に有力選手が出たらチェックする 逃げは基本無し。ゴール前まで届けて第1発射台になって集団スプリントで勝ってもらう算段(レース始まって雨が降った途端作戦が頭から消えていた笑)

 

マークする選手

道南2選手OさんSさん 

常に意識して展開を見てました。

 

某マフィアのMさん なんやかんや強い

 

室蘭のIさん 巡行力に優れた選手 

逃げられるときつい

 

JクラスのT君 ガタイでわかる、強いヤツやん

 

この6名の動きはレースの展開を左右すると思ってマークしていた。

 

1周目

スタートと同時に下りになり左に鋭角に曲がるので飛ばす人もいない。平坦区間になると集団でこなし抵抗を減らす。血気盛んな高校生たちがアタックをする様になる。決めに行くアタックではなさそうなのでスルー。ノリでついていく高校生もスルー。先は長いので無駄な力は絶対に使わない。牧場ゾーンに入る左カーブは安全に。声を出して存在アピールして曲がってた。特にアタックも無く1周目が終了。

 

2周目

登りスプリントから下るときに多分Oさんが前に出てたので見るもアタックでは無いように見受けられたのでスルー。下りはエアロしつつ安全に下る。平坦ゾーンはまたまた元気いっぱいの高校生がアタック。(多分この辺?でJクラスのT君がアタックしてたんだっけ)アップダウンゾーンでは相変わらず風が強いので他の選手がコーナーの立ち上がりでダンシングしてる中、私は下ハンを握って誰よりも頭を下げてた。4.6倍くらいで登ってたのでまだまだ余裕があった。この周回も特に何も起きず。

 

3周目

ついに雨が降ってきた。個人的には寒さは感じなかったが視界が悪いのが少しストレス。ニセコクラシックの試走で低体温症になりかけてた経験から寒さは特にディスアドバンテージにはならず。前のほうでは仲間のT君がF田さんと抜け出し先行しているのが見えた。後ろから見てると脚を溜めて欲しいなーなんて思ってたけど後から聞いたら脚は余裕があったと。それが決定打にはならず道南のOさんがチェックに入っていた。道南の2人がどのような戦略で来ていたのか気になるが走りの感じだけでは把握することは叶わず。(2人で先頭を引いていてSさんを勝たすのかな?とか思ってましたが)Yさんは前のほうで1人で逃げていたが誰も追わずずっと10秒くらいの差で集団から離れていた(危険回避のためらしい)ちなみに3周目の1位には地元賞が与えられるので中間スプリントが取れば商品がもらえるみたいです。私はすっかり忘れてた。取ったのは逃げていたT君。3周目までは集団が激しく動くようなアタックも無く、僕の所感ではしなくてもいい消耗してる人がかなりいた。目的のあるアタックもまだこの周回ではなかった気がした。

 

4周目

多分集団の中ではこの4周目で誰かが行動するとは思っていたはずだ。しかしまさかそれがコマだとは思わなかったはず。1か月前のニセコクラシックでは19-34カテゴリで最下位。そんな奴が何か起こすなんて普通は無い。最初の下りでするっと前に出てちゃんと前を引く意思がある事をアピールしようとした。最初の左コーナーを回って平坦道に出た後先頭に出て前を引き緩く左カーブに差し掛かってほんの少し踏んでいたら集団と

差が出来ていた。隣にはYさんがいて集団は何をやってるんだろうかという雰囲気が二人の間にできていた。30km/hくらいで走ってても一向に集団が来ないのでどうせ追いつかれるのだろうと思いながらも下ハンを握ってテンポくらいで走っていたら逃げになった。これがこれが事の発端。マジで逃げようと思ってやったわけではない。笑

ニセコで散々な奴が逃げ続けられるわけがないという虚像がS2のレースの展開を作りだした。

2分の登りを追える頃に1人追走が来た。

オリンピアンのF田さんだ。合流した瞬間に

回しましょうと声を掛け意見が一致。ローテを

開始した。パワー的にはL3~4ほど。 その後に

マークしていたM橋さん、I吹さん、I君が追いつき6人で逃げ集団を形成。タイムギャップは1分20秒ほどに広がっていた。

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アップダウンら辺では

集団を目視出来る程の距離ではあるので以前

逃げは確定せず緊張感が高まっていた。

逃げていたT町君を吸収して7人となり最終ラウンドへ。

 

5周目

ラスト周回。1番キツかったのは向かい風の

平坦区間。私もまぁまぁ疲れて来てて、すこしローテも回りづらくなり速度が落ちてきたが勝ち逃げを確定させたい為奮起してローテを回した。

この辺で脚使ってたから最後持たなかったのかなとか後から思ってたり。30秒の登りを超えて

下って最後の2分の登りは288w 脚を使わない

様にハイケイデンスで集団についていく。

下りが終わり最後の左カーブを超えて集団との差は1分8秒ほど。勝ち逃げが確定した瞬間。

自分ではよく分からなかったのでM橋さんに

確認してた。最後のアップダウンゾーンでは

正直脚がかなり来ていたし攣ってもいたので

アタックされると着いていけない。誰も

行かない事を祈りながら走っていた。一応

脚は無いし攣ってる事を喋って

先に言ってくれって逃げの中で話したんだけど

誰も信じてくれず。中程でI吹さんが抜け出す。スプリントでは分が悪いと話しながら抜けていったので先行する気なのかと思い離されない様ついていく。登りで集団から若干離されるも下りでは集団を追う方が速い事を弱虫ペダルから学んでいたので焦らずエアロポジションで追走し気合いでしがみつく。 結局アタックする人はおらず決着は集団スプリントへ。


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自分にも優勝するチャンスが出てきたし

気合い充分でスプリントを開始した1踏み目で

両脚の脹脛が痙攣りペダリングが止まるほどの痛みが走り最後の楽しみはなくなってしまった。

結局何とか気合いでペダリングしてゴール。

S2 クラスでは3位  それでも表彰台を確定させる事が出来た。

 

集団スプリントで勝ったのは高校生のT町君

S2優勝したのはM橋さん

スプリントで高校生に先行されるも

差し切ってS2先着。やはりなんやかんや強い

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脚攣ってしまってペダリングが出来ないので後ろから抜かれないか心配になってるコマ

 

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2時間45分

平均パワー192w NP226w

平均ケイデンス 93rpm (地味に嬉しい)

平均心拍数 150bpm 

 

ゴール後健闘を称えあいつつ、1分後には

後方集団でのスプリントで先行した我が練習仲間のT橋君がゴール。試走の時にしたM上さんの

リードアウトからのスプリントで道南のOさんに勝ったそうだ。流石だ。割と前を引いていたりして脚が無いのかなと思ったけど。

 

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5.感想

最後のスプリントには殆ど参加出来なかったし

逃げてる時はキツかったけど、こんな経験は

なかなか出来ることではない。出走クラスは

色々あるけどS2が1番ロードレースしてたと

私は言える。多分。

当初の目標はT橋君を表彰台に上げる事に

していたけどまさかこんな結果になるなんて

思ってもなかった。札幌市民クリテも出る見たいなのでその時こそリードアウトして勝たせたい。

 

ニセコクラシックで散々な結果で惨めな思いを

してから1ヶ月、必死こいて練習して良かった。高強度と低強度しかやらない

POLトレーニングを導入してからパフォーマンスが伸びた気がする。長い登りはまだダメだけど

突然のペースアップにも対応出来る様になってきた。

 

6.次のレース

次回は8/6のニセコ花園ヒルクライム

S2で出るけど、強敵が多い。練習仲間の

T橋君、MRCのY田さん、SPRCのM田さんなど

今の自分では全く歯が立たない人ばかりなので

残り2週間、死ぬ気で練習する。

 

7.最後に

逃げに乗ってくれたY田さん、F田さん

M橋さん、I吹さん、I君、T町君 ホントに

良いレースが出来ました。本当に

ありがとうございます。次こそは脚を攣らず

勝たせてもらいます。笑笑

 

以上